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SKIP HOUSE #163
沖縄県沖縄市の住宅
道路から敷地奥に行くに従って高低差が2m近くあるような敷地だった。
1階の床を少し上げて、その上がった分と高低差の差の分をピロティ式のガレージとした。
だから玄関のドアを開けるとすぐに階段があり、上がった先で靴を脱ぎそこが1Fとなる。
そこから3段ほど上がったレベルがリビングというスキップフロア形式になる。
子供”室”はない。勉強するデスクの上に1畳ほどのロフトがあるだけだ。寝台列車のように連続する。
House curve #161
宮崎県都城市の住宅
外部のカタチがそのまま内部のカタチとして現れる、もしくはその逆も然り、そういう建築が好きだ。
今回はそれがわかりやすいプランだ。
ガレージの曲線の窪みがそのまま室内でも曲線として現れる。
どっちを先に決めたかは覚えていないが、諸々の設計条件がその線を生み出したのだと思う。
屋根を外して上からみるとUもしくはJの字型に近い平面形状の家である。
玄関から曲線壁沿いに進むとリビング→子供室→主寝室→書斎→洗面→脱衣風呂→そして終点トイレとなっている。
床も壁もラワンベニアの染色仕上げで統一、塗装のクオリティが非常に良かった。
リビングはオリジナルの大きな木製ガラス引き戸だ。
キッチンはコンクリート。
素材そのものの魅力をふんだんに使った内装とした。
House R #165
宮崎県宮崎市の住宅(撮影待ち)
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キタニワノイエ #162
鹿児島県霧島市の住宅(撮影待ち)
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casa grande arena #160
沖縄県石垣市の住宅
この住宅には玄関がない。
アマハジをくぐると建物間口一杯の土間があり、この土間が外部と内部をゆるく繋いでいる。
そして土間に面して一番座(客間)二番座(仏間)三番座(居間)が並んでいる。
ほんの少しだけ現代風のデザインにはなっているが、この地に元々建っていた慣れ親しんだ家の間取りと根本的な部分は同じである。
House K #159
宮崎県宮崎市の住宅(増改築)
LDKをもっと広くしたいというリクエストによる増築計画。
住宅地の街区の先端に位置し、庭からの景色が良かった。
その景色の方向に軸を振って増築することにした。
外観には手をつけなくとも、その増築部分が全体の一部のように佇むように考えた。
内部はあえて増築部分を誇張するかのように仕上げを切り替えた。
床、壁、天井とも既存部分と変えて、パッチワークのような空間にした。
Hajiki house #155
宮崎県宮崎市の住宅
中学生の頃からの友人の家だ。
映画監督になるのが夢だった彼の家には映像スタジオが併設される。
中学生の頃に友人らでショートフィルムを作ろうとジャッキーチェンのようなアクション映像を撮った記憶がある。4人で。
映像は残っているのだろうか。
玄関を入ると小さな和室とすぐ傍にキッチン、ダイニング、リビングと続きその先に中庭があり、その壁の向こうがスタジオだ。
ダイニングは希望により座のスタイルだ。
2階には個室が並ぶ。
特筆すべきは、玄関、リビングの上部には吹抜けがあり、そこには樹脂のグレーチングが敷かれてある。
そのグレーチングは2階では縁側のような床の役割を担っている。
これは、通りから1階室内の様子を見えないようにするために全て壁としたため、光は2階である上部から取り込むための手段である。
グレーチングの隙間から柔らかな光が降り注ぐ。
LITTLE HOUSE #154
宮崎県宮崎市の住宅
30坪の小さな家には工房とショップ、2階には秘密の部屋まである。
隅切りした壁に水色のアンニュイなドアがアクセントになっている。
隅切りしたのはデザインだけが理由ではない。
敷地内での車の切り返しに役立つからだ。
敷地に余裕がある時にはよっぽどの理由がない限りこんなふうに隅を切ったりしないだろう。
施工も面倒になるし内部の収まり具合も考えなきゃいけない。なのであるとすればデザインだけが理由の気がする。
条件が複数重なった時にこそう生まれるデザインがるがまさにこの部分のことだと思う。
BIJ宮崎オフィス #151
宮崎県宮崎市のオフィスリノベーション
商業ビルの屋上ペントハウスのような作りの1部分のリノベーション。
中央にトイレとキッチンを配置しその残りの余白の部分がオフィススペースだ。
内装はいつものように天井を剥がし真っ白に塗りたくる。
床はこだわった。
ラワンベニアを6角形にカットしてそれをタイル状に敷き詰めた。
逃げがないので施工は相当面倒くさかったはずだが、大工が頑張ってくれた。
npalazzo #148
宮崎県日南市の住宅
暑いのは平気です。だから居室は全て南向き、そして全てガラスがいいです。
というリクエストだった。
敷地は広いのだが南北に長く東西はそこまでではなかったので、どうすれば南面の表面積を確保することができるかを考えた。
居室はリビングを合わせて5つある。
当たり前に並べると敷地からはみ出してしまうので、個室だけは2層にした。それぞれの部屋にロフトを設けて1部屋に要する南面間口を縮めたということだ。
南側の廊下からそれぞれ入る。
出入口は間口いっぱいの両開きドアがある、普段は開けっぱなしにして、廊下も部屋の一部として取り込むイメージ。
屋根を支える梁はせいの大きな垂木を端から端までリズミカルに連続させて意匠に役立たせている。
library house #146
宮崎県延岡市の住宅
大きな片流れの屋根で優しく包んだおおらかな家には小さな図書室と中庭がある。
中庭に面する北面の壁は閉じることにした。リビングから中庭を介した純粋な背景としての壁にした。
その壁は雛壇状の花壇として日陰に強いシダ植物を拵えた。
2階には個室と専用テラス付きの図書室がある。この家の特等席だ。
House O #143
鹿児島県姶良市の住宅
周りは田畑が広がる雄大なロケーションに佇む家である。
抜けのある南側にLDKを並べて北側に個室を並べた。
オールステンレスのキッチンと白レンガタイルのリビングと染色したラワンベニアの壁とブラックフレームの窓という無骨な組み合わせのインテリアとした。
House Y #141
宮崎県宮崎市の住宅
綺麗なL字型平面の家である。
囲まれた庭には天然の芝。道路からの目隠しにはおあつらえの塀は設けずに、残土を利用した築山を築いて芝の山とした。
L字型のデッキ縁側には深い軒をめぐらせている。
なんて心地の良い居場所だろう。
One room #142
宮崎県宮崎市のマンション1住戸リノベーション
玄関入ると左右に空間が広がるという特殊な間取りだ。
角部屋ゆえの間取りである。
キッチンからお風呂、トイレまでずべて配置を変えたフルリノベーション。
排水経路確保のために床上げが必須になる。
配管をどこを通すかを考えながらリビングの位置を考える。
どこに段差をつけると効果的なのか、段差は空間に動きを与えるし、スキップフロア風はみんな好きだ。
今回は天井をしっかり設けた。最上階なので断熱が必要だからだ。
壁天井とも白く塗り、床はナチュラルとし都会的な雰囲気とした。
平成25年度宮崎市景観賞
「前田歯科クリニック高千穂通」が、平成25年度宮崎市景観賞を受賞したようです。
「したようです」というのは、どなたかが匿名で応募していただいていたということです。ありがとうございます。
ちなみに完成は2009年くらいだったと思います。