曲面壁
remolon #228
宮崎県宮崎市のマンション1住戸のリノベーション
単身暮らしのマンション1住戸である。
単身であるので空間を仕切って部屋を設ける必要ないけれど、かといってゲストに寝床が丸見えなのはやはりいただけない。
となると、パーテション的な考えが出てくる。つまり空間としては繋がっているが、目線はカットするというもの。
外の景色もそうだが、窓やバルコニーは老朽化も相まってあまり褒められた状態ではなかったし、
かといってマンション共用部に当たるそれらは勝手に手をつけることもできないので、その褒められた状態ではないそれらに意識がいかないような
プランにしている。それが今回は直線構成ではなく曲線を織り混ぜている。なぜ曲線としたかは、スタディでいろんな線を描いている過程でいい感じになったからである。
で、微調整でその他の収納部分や水回りが綺麗にハマったので、決定した。
造作のソファの生地はあのミナペルホネンのタンバリンだ。高かったが、やはり良いものが空間に存在すると、ピリッと引き締まる。
HOUSE KAN #171
宮崎県延岡市の住宅
敷地は前面道路より1.3mほど高い位置にあったためスロープでのアプローチは必須であった。
車の出入りのしやすさとデザインを両立したような擁壁とした。
この擁壁ライン沿いに登っていくとそのまま外壁のラインと繋がり、そこに穿たれたドアが玄関だ。
擁壁はそのまま立ち上げて目隠しの塀の役目も兼ねているので、コートハウスのような住宅になる。
主階は1階、2階には個室とガレージの上にはテラスと離れの趣味室もある。
House curve #161
宮崎県都城市の住宅
外部のカタチがそのまま内部のカタチとして現れる、もしくはその逆も然り、そういう建築が好きだ。
今回はそれがわかりやすいプランだ。
ガレージの曲線の窪みがそのまま室内でも曲線として現れる。
どっちを先に決めたかは覚えていないが、諸々の設計条件がその線を生み出したのだと思う。
屋根を外して上からみるとUもしくはJの字型に近い平面形状の家である。
玄関から曲線壁沿いに進むとリビング→子供室→主寝室→書斎→洗面→脱衣風呂→そして終点トイレとなっている。
床も壁もラワンベニアの染色仕上げで統一、塗装のクオリティが非常に良かった。
リビングはオリジナルの大きな木製ガラス引き戸だ。
キッチンはコンクリート。
素材そのものの魅力をふんだんに使った内装とした。