2019
Fan house #181
宮崎県延岡市の住宅
Fanとは扇だ。扇のように庭を囲む住宅である。
初期案ではバームクーヘンの1/4のようなまさに扇形の形状だったが、予算の関係で多角形の扇に変更した。
扇形の良いところは、端っこまで見通せるようで見通せないところだ。ずっと続きがあるように見えるところだ。
進むごとにちょっとずつシーンが変わる感じ。
照明や家具はセンス抜群の施主がセレクト。抜群にいいのだ。
Double Gable House #187
宮崎県宮崎市の住宅
Gabelとは切妻屋根のこと。
つまり2つの切妻屋根が織りなす家である。
水平の梁を無くして連続する登り梁だけで空間を形成できるように構造事務所に解法してもらった大空間は圧巻だ。
屋根の形状がダイレクトに内部に入り込む。気持ちがいい。
HANNAH(ギャラリーアンドカフェ)#185
宮崎県えびの市のギャラリーアンドカフェ「HANNAH」
築89年の馬小屋をリノベーション。
既存の小屋のコンディションは良くなかった。屋根からの経年の漏水による各所の劣化やそもそも馬小屋であるので吹きっ晒し故の各所の劣化などキリがなかった。
この小屋をカフェにするにはまずは室内化することが必須であり、それにはまずは漏水を塞がなければいけない。
屋根には時を経て風格を成した瓦が葺かれており、壁や室内はモダンに変化させてもこの瓦は生かしたい、古いものと新しいものの融合で新築にはない魅力ある建築に化けると考えたからだ。
これには施主も同意見だった。
しかし、瓦の下地となるルーフィング(防水紙)や一部の野地板の劣化が激しくこれを更新しない限り瓦は残せない。
となると瓦を一旦下ろして下地を改修した後に改めて瓦を葺くという工程が必要だ。
これには予算が及ばなかった。
苦渋の選択で瓦は撤去し新たな素材で覆うこととした。
何で覆うのか、外壁との相性、景色に溶け込むには何が正解か?
いや、溶け込むことが正解か?反発でもいいのではないか?時がたてばそれも景色の一部になる。
思いっきり現代的なフォルムに舵を切ることにした。
軒を落とし、外壁と屋根をシームレスに連続させ新築では考えないような不思議な形態にさせてそれをガルバニウムで覆い尽くした。
内部は木組みを現して真っ白に塗り込んだ。
一部の石ブロック積みはインテリアの役目を担ってくれた。
ここからまた何年何十年と生き続けてほしい。
CandY 透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき #179
宮崎県宮崎市の体育館
園児のための体育館でもあり、コンテンポラリーダンスカンパニーんまつーポスの活動拠点としての劇場でもある建築。
1Fにはホールの他に小さなギャラリーも併設、2Fは事務所や準備室などが配置される。
剥き出しの構造体と黄色いフィルムが貼られたガラスから妖艶な光が降り注ぐホールは、シックなダークグレーの床と真っ黒な天井で構成され、
園児のための空間とはおよそかけ離れた空気感が漂う。このかけ離れた感じが、んまつーポスという集団にはちょうど良いのだ。
girihouse #184
宮崎県宮崎市の住宅
街区道路のちょうど突き当たりに位置するアイストップともなる建築でもあるので、そのファサードには注意を払った。
背景の山の緑と白壁とレッドシダーと黒フレームの窓の組み合わせ。
ずっと飽きのこない組み合わせである。
crank house #183
宮崎県宮崎市の住宅
クランクした道路に面する住宅。
ガレージの上から内部へ南の光を取り込んでいる。
東側の小さな庭をコの字型で囲っている。
つまり高さと方位の異なる2つのから光を呼び込んでいる。
その吹抜け空間に面したディスプレイ的な階段の先に個室が1つ。
設計スタッフ募集(1名)します!(募集は終了しました)
▪️設計スタッフ募集(1名)します。
2001年5月起業時から18年5ヶ月の間で累計8名が入社し4名がそれぞれ独立、1名は不明(笑)、3名(8年目と7年目と5年目)が現スタッフとして働いています。
現スタッフも遅かれ早かれいづれは独立をしてゆくと思います。
独立を目指して弊社を踏み台にしてみてください。よほどのことがない限り辞めること引き留めたりはしません。
基本的には実施設計以降完成引渡しまではスタッフそれぞれがメインで私がサブという感じで進めています。
たまには基本設計を私と一緒に行うこともあります。
弊社の主な設計用途は住宅(年に10件ほど)ですが、年に数件は医療福祉施設や児童福祉施設、その他店舗等もあります。
新築が9割、増改築や内装のみなどが1割ほどです。
パソコンはmac、CADはvector worksを使っています。
模型製作は必須、必要に応じでCGもやってくれたら嬉しいです。
勤務体制はめちゃくちゃ自由です。
基本的に日曜祭日は休みです。が、プライベートな用事で時間抜けしたり、休んだりするのも自由です。
現スタッフはおおよそ9〜10時に出勤し、17時に帰宅して子守などして22時頃出てきて仕事したり、18時に帰宅したり、19時に帰宅したり様々です。締め切り前などは皆鬼のように働いてますが(笑)。
私は、朝6時前後出勤で19時から1時間ほど抜けて22時まで働いてます。
ゴールデンウイーク、お盆、年末年始ももちろんあります。
給与に関しては面談で決めるようにしています。
昇給は年1回、社会保険は完備してます。
出勤の際の駐車場ももちろんあります。
もし採用となった場合の勤務開始時期ですが、希望は2020年2〜4月頃です。
必須ではありませんので面談で取り決めさせてもらえればと思います。
ではでは面談希望の方は簡単な履歴等を記載の上、mail( info@cogite.net )にてお問い合わせください。
お待ちしております!
2019年10月16日
ROKI HOUSE #182
宮崎県宮崎市の住宅
L字型平面のコートハウス型住宅。
北道路は動線的に有利である。さらにこの敷地は南側には十分な空きスペースがあるのでコートハウス型には条件が揃っていた。
生活階は1階1フロアで完結し、2階は個室が少し。
とても生活しやすく天気の良い日は室内床とフラットにつながるデッキコートで楽しい暮らし。
犬と猫と私の暮らし展
暮らしの中で人が出来る準備(設計)を知ることで、より快適なペットとの住まいの在り方を考える・知る機会にしてもらいたいと思います。ペットとの暮らしがより快適に楽しくなる展覧会です。
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入場無料
<日時>
2019年5月18日(土)、19日(日)
10:00-17:00
<会場>
タカラスタンダード大分営業所
(〒870-0955 大分県大分市下郡南3丁目3−5)
主催:犬と猫と私の暮らし展実行委員会
共催:タカラスタンダード株式会社 大分営業所
協力:伊藤憲吾建築設計事務所、フワフワを守り隊、unid株式会社、ファブラボ大分、パラボラ舎、株式会社いろは建築技巧
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<出展建築家(予定)>
株式会社ろく設計室 平田大和さん(福岡)
有限会社COGITE 蒲牟田健作さん(宮崎)
株式会社長野聖二建築設計處 長野聖二さん(熊本)
高橋洋一建築設計事務所 高橋洋一さん(大分)
YRAD 田中 悠希さん+榎本 亮祐さん(大分)
<展示内容 ※2019年3月現在>
・ペットと暮らす建築事例紹介
・建築資材のペット対応品紹介
・関連書籍
・ フワフワを守り隊 活動紹介