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住まいの設計 2021年6月号
宮崎県宮崎市の住宅 Remisawa house (p018-023)
と
大分県大分市の住宅 parallelogram house (p068-073)
が再掲載されてます。(p018-023)
LLOYDHOUSE #195
鹿児島県肝属郡東串良町の住宅
初めて施主宅にお伺いしたときフランクロイドライトのタリアセンのフロアスタンドが置いてあった。
「私、ライトが大好きなの」
そこから家づくりがスタートした。
とはいえライトの建築なんて安易に模倣すれば大怪我すること間違いない。
陳腐なエセ建築になることは目に見えている。
だから形態を寄せるのではなく思想を意識しながら設計したつもりだ。
田園風景にのびやかな大屋根の組み合わせには嘘がないので、迷わずそのようにした。
その大屋根には天然スレートを合わせてみた。天然でも合成でもそこは関係ないのだけど、問題は選択する素材の理由が明確なのか否か。
住み手の人間性や環境と符合させるべく天然とした。これはライトのそれにも通ずるものがあると思ったからだ。
parallelogram house #168
大分県大分市の住宅
玄関のドアを開けるとそこは中庭なのである。
まるで宮殿のような住宅である。
しかしこの宮殿は1ルームの住宅なのだ。
一人暮らしなのか?否、4人ぐらし家族だ。
プライバシーはロールスクリーンで軽やかに仕切る。これで十分なのだ。
SKIP HOUSE #163
沖縄県沖縄市の住宅
道路から敷地奥に行くに従って高低差が2m近くあるような敷地だった。
1階の床を少し上げて、その上がった分と高低差の差の分をピロティ式のガレージとした。
だから玄関のドアを開けるとすぐに階段があり、上がった先で靴を脱ぎそこが1Fとなる。
そこから3段ほど上がったレベルがリビングというスキップフロア形式になる。
子供”室”はない。勉強するデスクの上に1畳ほどのロフトがあるだけだ。寝台列車のように連続する。
キタニワノイエ #162
鹿児島県霧島市の住宅(撮影待ち)
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casa grande arena #160
沖縄県石垣市の住宅
この住宅には玄関がない。
アマハジをくぐると建物間口一杯の土間があり、この土間が外部と内部をゆるく繋いでいる。
そして土間に面して一番座(客間)二番座(仏間)三番座(居間)が並んでいる。
ほんの少しだけ現代風のデザインにはなっているが、この地に元々建っていた慣れ親しんだ家の間取りと根本的な部分は同じである。
House O #143
鹿児島県姶良市の住宅
周りは田畑が広がる雄大なロケーションに佇む家である。
抜けのある南側にLDKを並べて北側に個室を並べた。
オールステンレスのキッチンと白レンガタイルのリビングと染色したラワンベニアの壁とブラックフレームの窓という無骨な組み合わせのインテリアとした。