Weir house #170
宮崎県宮崎市の住宅
Weirとは堰とか堤防という意味だ。
敷地の背面には池の堤防がある。
この堤防の勾配と片流れ屋根の勾配を合わせている。
合わせているというと語弊がある。スタディの過程で勾配が近しくなったのでならば合わせた方がなんかいいかもという経緯での”合わせた”だ。
しかし合ってるからってなんかメリットあるのか?と聞かれれば特にない。
ないならそんなことやらんでいいやんって話だけど、実際こういった事象はよくある。
例えば建物が道路と平行によく建てられているが、それも同じこと。どうせなら並行がいいよねってくらいのもんでしょ?
大屋根の軒下の高さと塀の上端の高さを綺麗に合わせてデザイン的な造形操作をした。
その際塀の高さから決めるのか、室内の天井高さから決めるのか、車庫の天井高さから決めるのか、答えは同時である。
設計は平面と断面を同時に考えながら決めていく。
Weir house
住宅|宮崎県宮崎市
house|Miyazaki-shi,Miyazaki,JAPAN
プロデュース:ASJ
設計:有限会社COGITE
施工:株式会社矢野興業
構造:木造
規模:地上2階建て
敷地面積:196.01m2(59.29坪)
延床面積:135.13m2(40.88坪)
設計期間:2017年9月~2017年12月
施工期間:2018年1月~2018年6月
撮影:COGITE
YN