哲学の道

最近、串間やら志布志やら南の方に行く機会が多く、近道を探すべくさまざまなはじめての道を通る。
そこで出会った不思議な光景をいくつか紹介。

あきらかに過疎化に苛まれた集落の道路際に徐に立ててあった朽ち果てた看板。
その看板に書かれていた衝撃のひとこと。

「私を捨てないで」

本日の打合せの内容を全て忘れてしまうくらいのなんともいえない喪失感に苛まれた。
立て看板に「私を捨てないで」。
それとも、だれかが笑いをとるためにやったことなのか。

もうひとつ。
片側1車線の道路のセンターラインが「オレンジの点線」という道に出会った。
はじめてだ。
オレンジの実線は追い越し禁止、白の点線は追い越し可を示す(よね?)と教わってきたつもりだったが、ミックス。
これは一体なんなのか?考えてみたが全く分からない。
白の塗料が塗装工事中に空になっちまったので、職人内でやっちまうか的な発想でやっちまったか、もしくは、運転する人への既成概念に捕われるな的なメッセージなのか、
全てがルール通りと思うなかれ君たち、世の中にはいろんな出来事があって然るべきなのだよ。
道に私を捨てないでという看板があっても驚く事じゃないのだよ。
マラソン大会に参加して走る事もせず終止歩いてみたとしても不思議な事ではないのだよ。
前の車を抜くも抜かぬも君次第。
捕まるも捕まらぬも運次第。
さぁ君ならどうする?
そういう深い哲学的な事なのかなどとは全く思わなかったが、かといって全く無視する事象ではないのでここに書いてみたけども、あぁそれ知ってるよという方がいらっしゃれば拝聴したいです。