ぐっときたぜよ
ぐっときたぜよ。
このセリフ、ドラマ「歌姫」での長瀬智也演じる四万十太郎の決めゼリフ。
我が家は、連続ドラマは毎回録画して空いた時間に一気に見るということになってしまっていて、この「歌姫」もそうやってつい最近見ました。
で、今僕の頭の中でぐるぐるまわってる言葉なんです。
時間はつくるものだから「時間がない」とか言うのはかっこわるいとか言いますが、今、チャンピオンズリーグ佳境真っただ中で、どのカードもリアルタイムで見たくてたまらないのだけど、「時間がない」のです。
日本時間では深夜と早朝の間ぐらいにキックオフですので、時間をつくるには90分の僕の時間の為にお客様と業者とスタッフと嫁と娘に迷惑をかけることになるので、なかなかうまくいかないのです。
結局ニュース等で結果を知った後に見る事になるのですが、それでもたまらなく至福の時間です。
決勝トーナメントはほぼ全部見てきましたが、昨日準決勝第2レグ(ホーム&アウェーの計2試合するので、その2試合目)の、チェルシー対バルセロナをやっと見ることができました。
娘を立ち抱っこで寝かせ付けながらですけどね。
劇的逆転でバルセロナ勝利という情報だけは知っていたという状態で、見出しました。
1-0で92分までチェルシーが勝っていました。
もうロスタイムに入ってる訳です。
ロスタイムは4分でしたので、あと2分くらいです。
イニエスタが、イニエスタが、あのイニエスタ坊やが決めました。
僕の雄叫びの振動で腕の中の娘も手足をびくつかせました。
バルセロナ監督は、就任1年目のグアルディオラです。
生まれも育ちも生粋のカタルーニャ。
つまりバルセロナです。
2001年にカンプノウで現役の彼を見た事があります。
ルイスエンリケやリバウドもいました。
その年の夏にグアルディオラはセリエAのブレシアに移籍したのですが、プレイヤーとしての質は、すでに下降していた時期です。
2006年に現役引退をし、バルセロナに戻って来て、下部チームの監督に就任し、昨年トップチームに就任し、チーム大改造をしいきなりの結果がチャンピオンズリーグ決勝進出。
中盤の底でプレーしていたグアルディオラの同じポジションには後輩にはシャビ、さらにその後輩にイエニスタという流れがあり、このイエニスタが決勝点を決めたことは非常にドラマチックでした。
どの画像を貼付けようと迷いましたが、僕の一番の印象的なシーンである、飛び跳ねて喜ぶグアルディオラ監督にします(バックのチェルシーサポーターとの対比もグッド)
ユナイテッドとの決勝ですが、なんとしてもリアルタイムで見たいですね。
で、冒頭の「ぐっときたぜよ」というのは、実は、この勝利ではなく、敗者であるチェルシーのヒディング監督の試合後のコメントなんです。
このゲームは、レフリーの判定が微妙なシーンが結構ありました。
ややもすると、選手はレフリーに噛み付いたり(ま、それもサッカーの醍醐味ですが)、試合後にぼろくそにレフリーを攻撃する人もいますが(ま、それもサッカーの醍醐味ですが)、ことこのゲームでのヒディングは、
「審判の判定は色眼鏡で見てしまいがちだが、時には審判を信じてやるべきだ。選手はたくさんミスをするし、監督もミスをするし、審判もミスをする。だから、疑わしくても信じてやろう。それもサッカーの一部なのだ。」
劇的な惜敗をした直後にこんなコメントを言えるヒディングにぐっときたぜよ。
なのでした。
アデウ!