Hajiki house #155
宮崎県宮崎市の住宅
中学生の頃からの友人の家だ。
映画監督になるのが夢だった彼の家には映像スタジオが併設される。
中学生の頃に友人らでショートフィルムを作ろうとジャッキーチェンのようなアクション映像を撮った記憶がある。4人で。
映像は残っているのだろうか。
玄関を入ると小さな和室とすぐ傍にキッチン、ダイニング、リビングと続きその先に中庭があり、その壁の向こうがスタジオだ。
ダイニングは希望により座のスタイルだ。
2階には個室が並ぶ。
特筆すべきは、玄関、リビングの上部には吹抜けがあり、そこには樹脂のグレーチングが敷かれてある。
そのグレーチングは2階では縁側のような床の役割を担っている。
これは、通りから1階室内の様子を見えないようにするために全て壁としたため、光は2階である上部から取り込むための手段である。
グレーチングの隙間から柔らかな光が降り注ぐ。