each house #219
宮崎県宮崎市の住宅
3世帯のための住宅であるが、玄関、LDK、浴室は共有であるので各寝室の距離感や動線の処理が命題だった。
気配は感じるがプライバシーは適度に守るというもの。
今回は中庭型とし中庭のあっちとこっちで世帯を緩やかに分離した。
中庭型としたのはもうひとつ理由がある。家飲みを外でたくさんやりたいけど住宅地ゆえに外からの視線はカットしたいという要望があったからだ。
ダイニングとフラットな中庭デッキが大活躍である。
宮崎県宮崎市の住宅
3世帯のための住宅であるが、玄関、LDK、浴室は共有であるので各寝室の距離感や動線の処理が命題だった。
気配は感じるがプライバシーは適度に守るというもの。
今回は中庭型とし中庭のあっちとこっちで世帯を緩やかに分離した。
中庭型としたのはもうひとつ理由がある。家飲みを外でたくさんやりたいけど住宅地ゆえに外からの視線はカットしたいという要望があったからだ。
ダイニングとフラットな中庭デッキが大活躍である。
宮崎県宮崎市の住宅(リノベーション)
既存住宅の主に内装だけのリノベーション。
例に漏れず天井をぶち抜いて切妻屋根の勾配と平行に新たな天井ラインを形成し、梁を現したリビング。
小屋裏空間を日常使いの空間に変え、遊び心を持たせている。
畳の小部屋を中心に回遊できる動線となっている。
宮崎県宮崎市の住宅
独特なカラーセンスを持ち合わせた施主と作り上げた住宅。
外壁はピンクだ。バラガンピンクに寄せたピンクだ。
室内も様々な色が織りなす。
幹線道路沿いなので道路側は完全にシャットアウト。窓ひとつない。
しかし外壁にはこだわりがる。予算の範囲内で何ができるか何が使えるか。何度も何度も考えた。
たどり着いたのは外装板を細かく切ったものをリズミカルに貼り付けるというもの。
そしてそれは内部空間でも繰り返される。
面積を最小限に抑えるために廊下ゼロの間取りだ。全ての個室の入口ドアがLDKのそのリズミカルな壁に並べてある。
ドアとわからぬように取手にもギミックを施してある。
宮崎県延岡市の住宅
Fanとは扇だ。扇のように庭を囲む住宅である。
初期案ではバームクーヘンの1/4のようなまさに扇形の形状だったが、予算の関係で多角形の扇に変更した。
扇形の良いところは、端っこまで見通せるようで見通せないところだ。ずっと続きがあるように見えるところだ。
進むごとにちょっとずつシーンが変わる感じ。
照明や家具はセンス抜群の施主がセレクト。抜群にいいのだ。
宮崎県宮崎市の住宅
Gabelとは切妻屋根のこと。
つまり2つの切妻屋根が織りなす家である。
水平の梁を無くして連続する登り梁だけで空間を形成できるように構造事務所に解法してもらった大空間は圧巻だ。
屋根の形状がダイレクトに内部に入り込む。気持ちがいい。
宮崎県日南市の住宅
コンクリート土間直押さえの床と地続きの庭の先には、抜けた景色が広がる。
窓あけてヨイショって地面に足をおろすような段差があるのが木造住宅の基本的な断面構成であるが、
この住宅は床組がないので、地面との差はほぼない。そのまま走り抜けれるのだ。
そしてその中と外を仕切る窓は大開口の木製サッシ、ヘーべシーべを採用している。
値の張るサッシだが、ここぞという場所にはもってこいのサッシである。
2階の個室群と通路側もいづれの窓も大屋根の一部をカットした奥にあるようなデザイン的操作を行なっているので、
外から見ると何階建かわからない。ま、別に何階建かわからないような住宅を目指して設計したわけではなく、
1つの塊のように単純でシンプルな形態にすることが施主と共有していた方向性だったので、それを実現できたと思っている。
宮崎県宮崎市の住宅
道路に対して平行に長く水平に伸びやかな建築。
一般的には車庫は道路に直角に停める配置だと思うが、前面道路の幅員が狭いので入庫の際の切り返しのための余白を敷地内にも確保しなければならず
それでは勿体無いので、道路平行に停めるような車庫配置を考えた。
ある方向から帰宅してきたらそのまま前進でスッと入庫できる。出発の場合は、まっすぐバックしてちょっとハンドルを切ってスッと前進するだけで良いのだ。
車庫から道路と平行に配置された中庭を横断して宅内に入っていく。
1階が生活階で中庭とガラスを介して平行に寄り添うように並列に配置されてある。
宮崎県宮崎市の住宅
街区道路のちょうど突き当たりに位置するアイストップともなる建築でもあるので、そのファサードには注意を払った。
背景の山の緑と白壁とレッドシダーと黒フレームの窓の組み合わせ。
ずっと飽きのこない組み合わせである。
宮崎県宮崎市の住宅
Weirとは堰とか堤防という意味だ。
敷地の背面には池の堤防がある。
この堤防の勾配と片流れ屋根の勾配を合わせている。
合わせているというと語弊がある。スタディの過程で勾配が近しくなったのでならば合わせた方がなんかいいかもという経緯での”合わせた”だ。
しかし合ってるからってなんかメリットあるのか?と聞かれれば特にない。
ないならそんなことやらんでいいやんって話だけど、実際こういった事象はよくある。
例えば建物が道路と平行によく建てられているが、それも同じこと。どうせなら並行がいいよねってくらいのもんでしょ?
大屋根の軒下の高さと塀の上端の高さを綺麗に合わせてデザイン的な造形操作をした。
その際塀の高さから決めるのか、室内の天井高さから決めるのか、車庫の天井高さから決めるのか、答えは同時である。
設計は平面と断面を同時に考えながら決めていく。
沖縄県沖縄市の住宅
道路から敷地奥に行くに従って高低差が2m近くあるような敷地だった。
1階の床を少し上げて、その上がった分と高低差の差の分をピロティ式のガレージとした。
だから玄関のドアを開けるとすぐに階段があり、上がった先で靴を脱ぎそこが1Fとなる。
そこから3段ほど上がったレベルがリビングというスキップフロア形式になる。
子供”室”はない。勉強するデスクの上に1畳ほどのロフトがあるだけだ。寝台列車のように連続する。
宮崎県都城市の住宅
外部のカタチがそのまま内部のカタチとして現れる、もしくはその逆も然り、そういう建築が好きだ。
今回はそれがわかりやすいプランだ。
ガレージの曲線の窪みがそのまま室内でも曲線として現れる。
どっちを先に決めたかは覚えていないが、諸々の設計条件がその線を生み出したのだと思う。
屋根を外して上からみるとUもしくはJの字型に近い平面形状の家である。
玄関から曲線壁沿いに進むとリビング→子供室→主寝室→書斎→洗面→脱衣風呂→そして終点トイレとなっている。
床も壁もラワンベニアの染色仕上げで統一、塗装のクオリティが非常に良かった。
リビングはオリジナルの大きな木製ガラス引き戸だ。
キッチンはコンクリート。
素材そのものの魅力をふんだんに使った内装とした。
宮崎県宮崎市の住宅(撮影待ち)
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宮崎県宮崎市の住宅
30坪の小さな家には工房とショップ、2階には秘密の部屋まである。
隅切りした壁に水色のアンニュイなドアがアクセントになっている。
隅切りしたのはデザインだけが理由ではない。
敷地内での車の切り返しに役立つからだ。
敷地に余裕がある時にはよっぽどの理由がない限りこんなふうに隅を切ったりしないだろう。
施工も面倒になるし内部の収まり具合も考えなきゃいけない。なのであるとすればデザインだけが理由の気がする。
条件が複数重なった時にこそう生まれるデザインがるがまさにこの部分のことだと思う。
宮崎県日南市の住宅
暑いのは平気です。だから居室は全て南向き、そして全てガラスがいいです。
というリクエストだった。
敷地は広いのだが南北に長く東西はそこまでではなかったので、どうすれば南面の表面積を確保することができるかを考えた。
居室はリビングを合わせて5つある。
当たり前に並べると敷地からはみ出してしまうので、個室だけは2層にした。それぞれの部屋にロフトを設けて1部屋に要する南面間口を縮めたということだ。
南側の廊下からそれぞれ入る。
出入口は間口いっぱいの両開きドアがある、普段は開けっぱなしにして、廊下も部屋の一部として取り込むイメージ。
屋根を支える梁はせいの大きな垂木を端から端までリズミカルに連続させて意匠に役立たせている。
宮崎県延岡市の住宅
大きな片流れの屋根で優しく包んだおおらかな家には小さな図書室と中庭がある。
中庭に面する北面の壁は閉じることにした。リビングから中庭を介した純粋な背景としての壁にした。
その壁は雛壇状の花壇として日陰に強いシダ植物を拵えた。
2階には個室と専用テラス付きの図書室がある。この家の特等席だ。
宮崎県宮崎市の住宅
綺麗なL字型平面の家である。
囲まれた庭には天然の芝。道路からの目隠しにはおあつらえの塀は設けずに、残土を利用した築山を築いて芝の山とした。
L字型のデッキ縁側には深い軒をめぐらせている。
なんて心地の良い居場所だろう。
宮崎県宮崎市のマンション1住戸リノベーション
玄関入ると左右に空間が広がるという特殊な間取りだ。
角部屋ゆえの間取りである。
キッチンからお風呂、トイレまでずべて配置を変えたフルリノベーション。
排水経路確保のために床上げが必須になる。
配管をどこを通すかを考えながらリビングの位置を考える。
どこに段差をつけると効果的なのか、段差は空間に動きを与えるし、スキップフロア風はみんな好きだ。
今回は天井をしっかり設けた。最上階なので断熱が必要だからだ。
壁天井とも白く塗り、床はナチュラルとし都会的な雰囲気とした。
宮崎県延岡市の住宅
スキップフロアの住宅である。
折り返し階段でイメージすると、1Fが倉庫や洗面やお風呂、踊場がLDK、2Fが各個室という配置だ。
1Fは極限まで天井高さを抑えている。
踊場のLDKは南に面し開放的。そこから半階(7段)上がったレベルに子供室と寝室がある。
リビングの前には奥行き2mのデッキテラスを設け全てに屋根をかけている。
先端には屋根を支える柱が必要だが、これを柱然とせず開口部のようなデザイン処理をした。
宮崎県都城市の住宅
リニアな吹抜空間の天井にはシーリングファンが1つぶら下がっているだけで他には何もない。
とてもシンプルでいい表情の空間だ。しかしこれはありそうでない光景である。
というのは、一般的には天井には照明器具がいくつかあるからだ。例えばダウンライトというものである。
悪くはないが、あまり数が多かったり径が大きかったりすると天井がごちゃごちゃする。
天井がごちゃごちゃすると、全体が引き締まらない。
「なんか空間がごちゃついてるんだけどなんでやろ?」
みたいなことになるけども、原因がわからないということになりがちである。
原因はダウンライトだったりするのだ。
じゃあ照明はどこにあるのかというと、カーテンボックスの上部にある。端から端まで通しの間接照明というやつだ。
壁と天井を照らす。これで十分。
宮崎県宮崎市の住宅
吹抜けのリビングと全面ガラス張りは強い要望の一つだったのでしっかり回答できた。
ガラスを支持する柱の間隔はロール網戸の製作範囲から決定している。
吹抜けに面する2階部分の廊下のようなホールのようなスペースは、一般的には手すりがあるだけなのだろうけど、
それでは空調された空気が逃げるのでルーバーで抵抗を高めて、気配は繋げつつ空気は程よく遮断するよみたいなことで
おさまった。
2階は個室群がある。
C2/マンション1住戸/宮崎県宮崎市/2013年完成/リノベーション
築9年(2013年現在)のRC造15階建てのマンションの一住戸のリノベーション。
既存平面3LDKを一部ロフト化し、5LDKに変更。
フローリングの上に薄塗りのモルタルを塗りこんでいくのはいささか勇気がいる決断であるが、
諸々のリスクを理解いただき即決だった。というか自ら望んでいたことでもあった。
天井も全て撤去して高さを最大限取得する。撤去の引き換えにダクトや配線は露わになるがむしろそれもウェルカムだ。
リビングを広くするためにはどこかの部屋を犠牲にする必要があるが、それをせずにリビングを広げることができた。
マジックか?否。一部を2層にしたのだ。寝室の下に収納を配置したのだ。
#cogite
#コギト
#宮崎県の設計事務所
#マンションリノベ
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#architecture
#宮崎県
宮崎県宮崎市の住宅+店舗
「直線的」「箱」「深い軒」これらが要望されていた主なキーワードだった。
隣接する森を取り込むようなコートハウス型の住宅。
壁のラインは境界線から相対する境界線まで一直線で繋がっており、かつほぼ全ての壁は角度が
振られているので直角や平行がほとんどないような構成となっている。
なぜそんな面倒くさいことになったのか?必要な広さや奥行きを確保していって
繋げたり離したり積み上げたり削ったり揃えたり通したりした結果である。
変形四角形のコート(庭)を変形四角形の部屋部屋が深い軒を介してパズルのように取り囲んでいる。
切り取られた空からは森の鳥の囀りが聞える。
宮崎県宮崎市の住宅
8m四方の中庭を有するコートハウス型住宅である。
中庭がきれいな8m四方の正方形となったのは、東西は敷地間口からのセットバックからの引き算、南北は後述するタンブラーの本数から割り出された廊下の長さからである。
この2つを基本にコートハウス然としたレイアウトになるように全体を構築していった。
最初のヒアリングで「コートハウス型、リビングに面したロフト、この2つは必須で!」と伝えられたそのあとに、ご主人から「それと・・・約300本ほどのタンブラーを飾る棚があれば・・・」と申し訳なさそうに伝えられたのだ。
タンブラーの収集は完全にご主人だけの趣味のようなのでこのタンブラーの飾り棚が家族みんなのためのエリア、つまりリビングにしゃしゃり出てくるわけにはいかないだろうなというのはなんとなく感じた。
かといって開かずの間に押し込めればそれは飾り棚とは言わなくなる。主張しすぎず奥に埋もれすぎずのその場所は、リビング群と個室群をつなぐ廊下の壁面しかないと思ったのでそうした。
朝起きてリビングに向かうとき、用を足すとき、入浴するとき、寝床に向かうとき、必ずタンブラー達の視線を感じるのだ。
この住宅は迷わず「タンブラーハウス」と名付けさせて頂いた。この先もずっと絶え間なく家族の愛が注がれる大きな器であり続けてほしいという意味も込めて。
宮崎県宮崎市の住宅
ソファのある玄関の視線の先にリビングそしてその先には庭。
庭に落ちる南の光が玄関のソファまで近寄ってきて誘われるように奥へ。
一面の開口部と薪ストーブと24の美術本が壁面を彩る。後ろを振り向くと大きな黒板。
天井に目を移すと木毛セメント板が程よく光を飲み込む。
木毛セメント板は2階の部屋の奥まで続く。その先の北の窓の外にも優しい光が待つ。